
私は「ネットライフ最強ツール」と呼んでいます。
各種のWEBサイトへのログイン情報、メールやSNSなどのコミュニケーションツール、無線LANの設定情報、ネットバンキング・カード情報まで、さまざまなセキュリティ情報が氾濫する世の中になりました。
これらの情報に振り回されるのではなく、便利なツールを上手に活用することで大きなメリットが生まれ、快適なネット利用環境を作ることができると思います。
「1Password」を最大限活用するために、DropboxとリンクしてiPhone・iPadなどのデバイスやパソコンと同期する方法を紹介してみたいと思います。
1Password for Windows 最新版情報
「Dropbox」とリンクしてみよう!
1Passwordは、インストールしたデバイス単体で利用するほか、Dropboxなどのクラウドサービスと接続することにより、他のデバイスとの間で情報共有することができます。
これは、複数デバイスを活用してさまざまなサービスを利用する上で、
デバイス毎にデータを管理する必要がないという大きなメリットを持つことになります。
慣れてしまえば当たり前のように使っているのですが、初めて使った時はその便利さに感動しました。
それでは実際にやってみましょう!
1PasswordとDropboxは、それぞれ利用できる状態に準備しておきます。
Fileメニュー > Preferences… > Generalタブを開きます。

<バージョン4.5.0.573>
「1Password Vault」の設定に「Move to Dropbox」というボタンがあるので、これをクリックします。
私の利用環境では「Dropbox」フォルダの中に「App」>「1Password」とフォルダが作られました。

さらに「1Password」フォルダの中を確認してみると、関連ファイルらしきものが生成され「data」フォルダはDropbox同期中を示す水色の回転矢印のアイコン表示となっています。

「Dropbox」へデータを移動した後、再び「Preferences… > General」を開いてみると、「Move to Dropbox」ボタンはグレーアウトされた状態になっています。

これで「Dropbox」とのリンクが完了しています。
正しくリンクできたか確認したい場合は「Dropbox」WEBサイトへアクセスしてローカルPCと同じであるかを確認してみましょう。
iPhone・iPadと同期してみよう!
今度はiPhone・iPadと同期してみましょう。
私はiPadでやってみたいと思います。
「1Password」iOS版はこちらから
Step 1保管庫の同期選択
インストール後初めて1Passwordを起動すると、保管庫作成の選択画面が表示されます。Windows PCからDropboxへ同期したデータを使用するので、「既存の保管庫を同期」を選択しましょう。

Step 2同期方法の選択
iOS版では、Dropboxの他にiCloud・Wi-Fiによる同期もできるようです。

Step 3Dropboxへのアクセス許可

Step 4保管庫の選択
Dropbox上の保管庫のパスが表示されていますので、これを選択しましょう。

このDropbox保管庫のパスは、Windows PCのDropboxのパスと同じフォルダ構成になっています。

もちろんクラウドのDropboxも同じフォルダ構成になっています。

Step 5マスターパスワードの入力
選択した保管庫のマスターパスワードを入力して、ロックを解除しましょう。

Step 6同期完了
ロックが解除できれば同期が完了している証でもあるでしょう。

きちんと同期されているか、いくつか登録したデータでログインしてみましょう。
私がエントリーしたデータは、全部で258項目あるようです。
Windows PCにエントリーされているデータ数と比較してみましょう。

あとがき
1Passwordの保管庫を、Dropboxを利用して同期することにより、どのデバイスからでも同じ情報でアクセスすることができます。
私は、Mac・iPad・Windowsの3つのデバイスで、Dropbox経由の保管庫を共有しています。
折角の高機能です、上手に活用して快適なネットライフを過ごしましょう。
「1Password・ネットライフ最強ツール」
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